国語の真似び(まねび) 受験と授業の国語の学習方法 

中学受験から大学受験までを対象として国語の学習方法を説明します。現代文、古文、漢文、そして小論文や作文、漢字まで楽しく学習しましょう!

古文単語は意味分類で覚える15 学問に関わる古文単語

古文単語を意味分類の表にしていくシリーズは15回目です。今日は、「学問」に関わる語についてまとめます。

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学問に関わる古文単語

 

平安時代は、「漢」が標準~全部「漢文の」をつける。

まずは、平安時代において「学問」というものは、中国のものがベースであったということが大事です。なので、今なら「漢文」というべきところが、ただの「学」になるんですね。

したがって、「文」が「漢文」、「学」が「漢学」という感じです。「才」は才能ですが、これもしたがって「漢文の才能」というのがベース。必ずそうとはかぎりませんよ、もちろん。音楽だっていいしね。でも、単純にぼくらが、頭の良さみたいな才能かなと思ったら、そもそもの頭のよさが「漢学」の成績によっているということなんです。作文も学校も、全部そういう形になります。

「国学」からすると、それが腹立たしい。「をこ」

そういうのが大嫌いだったのが、国学者ですね。本居宣長です。

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彼らの書くことはいたってシンプル。日本には、日本の心がある。だから、そっちが大事なんだということ。彼は、だからがんばって和語で書きます。文法的にあやしいこともあるぐらいに。

「漢文学」は彼が読めば「からぶみまねび」ですね。で、書く内容は、中国の批判です。「をこ」「をこなり」というのが、「馬鹿だ」ということ。そこまでいってるのに、結局「国学」なんて名前がついちゃうわけですから、かわいそうといえばかわいそうです。

「馬鹿だ」という「をこなり」の反対は「さかし」でしょう。賢い、ですね。「こざかしい」なんていうと悪い意味にはなりますが、知恵があることには変わりありません。「さかしら」なんていう感じでも出てきますね。

「さかし」は「かしこし」のところで触れています。「かしこし」は「畏れ多い」が原義ですね。

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手紙の意味の「文」を中心に。

真ん中に戻りますね。

「文」が漢文でないとすれば、「手紙」です。まず「たより」が手紙という意味にはほとんどならないということです。もちろん、そういう手紙という意味がないわけではありません。この「たより」は「便り」で、これに近い言葉を探すと「消息(せうせこ)」ですね。ただ、もともとは「頼り」で、「寄る」とか「寄す」に近い言葉ですので、拠り所とか手段とか機会、あるいはもっとストレートに縁故、つて、とかになるわけです。

あとは手紙でいうと「手」が字を表しますね。筆跡です。

返事は「いらへ」。「いらふ」が「答える」です。

「ためし」と「ならふ」

「ためし」は「例」です。前例、先例という形です。このパターンだと悪い意味も含みますが、いい意味で決まるなら「手本・見本」とも訳せます。

「ならふ」は「倣う」。やはり手本にしたり、真似をしたりすることですね。つまり、学習すること。「倣う」ことが習慣となっていき、そして「慣れる」というところも含みます。「ならひ」なんて名詞になると、「決まり」ぐらいまで理解したいです。

「こと」は「事・言・異・殊」の4つの漢字~「そらごと」「ひがごと」

「こと」はとても大事。まずは「事」と「言」の2つを覚えましょう。もともとは区別がなかったようなのですが、平安時代になると明らかに二つの漢字にわかれます。特に「言葉」のイメージが苦手なようです。

国語の記述問題で最後に「~ということ」とか書きますよね。あれ、「事」と書くと、「という事件」みたいな意味になります。「という話」という意味の方が強いですよね。だから、あえて漢字で書くなら「言」の方がいいですけど、そういうわけにはいかないからひらがなで書きましょう。

「事」だと、事件とか出来事とかがベース。「ことごとし」なんてきたら、「事々し」で、事件事件してる感じ。おおげさな感じです。「こちたし」とくれば「言痛し」で、「言葉がやりすぎ」でやっぱりおおげさな感じです。

「ひがごと」は僻事で、まちがい。「そらごと」は空事、空言で、嘘、絵空事のイメージ。「そら」は青空の空のほか、「空想」とか「嘘」とか「ぼんやりとする」感じになります。最後のは、「心はそらで」みたいな使い方ですね。

続いて、「異」。これは名詞と組み合わさることが多く、たとえば「ことひと」とか「ことごと」とくれば、それぞれ「異人」「異事」で、「別の人」「別のこと」ですね。

「殊」はたいてい形容動詞で、「ことなり」「ことに」という形で出て来ます。

 

「ことはり」~ことはる・わりなし~「あきらむ」

ここの漢字は「理」です。原理・道理や摂理や心理。「ことわり」ですね。理屈・論理をあらわす漢字です。

これの動詞形が「ことはる」。原理を明らかにする、つまり「説明する」ぐらいの感じですね。「わりなし」は「ことはりなし・理無し」というイメージでいきましょう。道理がない、理屈に合わない、理不尽な感じです。

「あきらむ」は、「あきらめる」にはならず、「明らかにする」「明るくする」という意味になります。説明するか、極めるとか、はっきりさせる、とかそんな感じです。

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