国語の真似び(まねび) 受験と授業の国語の学習方法 

中学受験から大学受験までを対象として国語の学習方法を説明します。現代文、古文、漢文、そして小論文や作文、漢字まで楽しく学習しましょう!

古文単語は意味分類で覚える16 「程度」を表す古文単語

古文単語を意味分類で整理して理解するシリーズです。今日は、「程度」をあらわす古文単語をまとめます。

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「程度」をあらわす古文単語

 

「いたし」と「いと・いとど」

程度を表すといえば、まずは「いたし」と「いと・いとど」です。「いたし」が「いたく」となって、動詞を強調するのに対し、「いと・いとど」は形容詞、形容動詞につきますね。

また、「いたし」は、接尾語のような役割を持っていて、漢語系のものについて、それが「はなはだしい」という意味になります。

「こちたし」は「言痛し」

「あまた」と「ここら・そこら」

「あまた」は漢字で書くと「数多」ですから、なんとなく現代でも通じる感じがあります。

「ここら」「そこら」は複数形を表す「~ら」がついた形です。「君ら」とか「ぼくら」とか複数ですよね。で、場所を表すものにつくんですが、

×そこらへん

〇そこら中

ですね。たとえば「そこここ」といってもいいですが、「たくさん」のイメージになりますね。名詞とかにつけば、「たくさんの」だし、用言につけば「とても・たいへん」という感じになります。

 

言葉を重ねて強調する「ことごとし」「おどろおどろし」「こちたし」

言葉を重ねるイメージは、「ことごとし」と「おどろおどろし」ですね。

事は事件ですから、「事事し」で事件事件して、おおげさです。「おどろおどろし」は、なんとなくおおげさな感じがわかるでしょうか。

「こちたし」は「言痛し」で、「言葉をたいへん」ということで、やはり「おおげさ」ですね。

もとは悪いことからよいことにも使う「ゆゆし」「いみじ」は現代の「ヤバい」

続いて、「ゆゆし」と「いみじ」です。

それぞれ、「忌々し」と「忌みじ」ですから、もともとは「悪い」ことを指す言葉ですね。「ひどい」のイメージです。しかし、この「ひどい」も「ひどくいいね」なんていう風にも使いますよね。まあ「ひどい」の場合は、「大変」ぐらいの意味にしかなりませんが、「ゆゆし」「いみじ」はそれ自体が「とても素晴らしい」という意味にもなります。これ、現代でいえば「ヤバい」ですね。ぼくらの世代は「ヤバい」は「悪い」にしか使いませんが、今は、「素晴らしい」の意味にも使いますよね。いつの時代も、言葉は同じように変化するのが不思議ですね。

「あながち」「わざと」「ひたぶる」は、強く、必死に。

「あながち」は「強ち」ですから、「強いて」「無理に」という形。現代語で残っているのは、否定語とセットで使う用法ですね。

「わざと」は「わざわざ」です。意識的なことを指すので、「特別に」というような使い方もありますね。

「ひたぶる」を出しましたが、「ひた」の「~ぶる」型ですね。「ひた」は「直」と書きます。まっすぐで、ひたむきで、ひたすらな感じ。だいぶ「あながち」に近いイメージです。

 

「はしたなし」の「なし」は「~ぽい」

「はしたなし」の「なし」は「~ぽい」の方です。「いはけなし・いとけなし」ですね。現代語で言えば「きたない」「とんでもない」の方です。

「はした」は「はした金」とか言ったりしますが、「端」で「半端なこと」。なので、中途半端です。ここから、決まりが悪いとか、不似合いだ、失礼だ、という感じになります。

感覚としては、「はづかし」とか「やさし」とかに似ています。「はづかし」は、相手が素晴らしくて「はづかし」、「やさし」は「身も痩せてしまうような感じ」で相手が「優美」、「はしたなし」はその場にふさわしくないという感じです。

 

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