国語の真似び(まねび) 受験と授業の国語の学習方法 

中学受験から大学受験までを対象として国語の学習方法を説明します。現代文、古文、漢文、そして小論文や作文、漢字まで楽しく学習しましょう!

古文単語は意味分類の表を作って理解しよう! 古文単語の覚え方 単語4「不評価・ひどい」を表す単語

単語はどんどんと、そして粛々とすすめてまいります。

単語を覚えるコツは、いろいろな単語を関連付けていくこと。だから、「一語がわからない」→「一語ずつ訳を覚える」というような状態から、「一語を広げて似た言葉や反対の言葉をまとめて理解する」というところにもっていきたいんですね。

というわけで、今日は「不評価・ひどい」という単語のイメージです。

 そもそも前回の「評価・すばらしい」の対なので、きちんと対応させるといいですね。 

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評価には不評価が入っています。

 前回の評価がこちら。

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セレブ的な素晴らしさと立派の恥ずかしさが中心です。

右側に「身分が高い」セレブ的な素晴らしさ

左側に「立派」「めったにない」素晴らしさ

がありますね。

めざまし・まばゆし=ともに素晴らしいとともに、悪い評価で見ていられないこともありますね。

はづかし=相手が恥ずかしいので、自分も恥ずかしい、なら不評価ですよね。

では、行きましょう!

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不評価・ひどい、を中心に。前回の評価と比べましょう。

身分が低い単語群

前回もありましたが、「あやし」と「やつす」がポイントです。これが、「あて」「やむごとなし」「かしこし」などとの対比のイメージになります。

コトバにできない単語

かひなし・言ふかひなし・言はむかたなし

というのが言葉にできないグループです。基本的には、「不評価」をあらわします。

で、

えもいはぬ

となると、まさに「コトバにできない」ので、こっちは必ずしも不評価とはかぎらないですね。このあたりは前回の「めざまし」「まばゆし」に通じるものがあります。

いみじ=忌みじ

なんかもそういう感じですよね?

もともとは、「ひどい」から始まっていっても、最終的には「よくもわるくも程度がはなはだしいこと」になっていく。

「ひどくいいね」なんていうのもあらためて字面を見るとびっくりしてしまいます。

最近では、「ヤバイ」が同じ道をたどっているのも興味深いですね。

普通=ありふれていてつまらない

よし・よろし・わろし・あし

の順番はよく習ったことでしょう。

それから、

まさなし=正無し

ですので、「正しくない=よくない」という感じ。

こういう、「良い」から「悪い」の段階になってくると、普通をいれたくなります。

まずは、

なべて=並べて

ですから「並」。普通です。「おしなべて」なんていう言葉はまだ現代にもあります。

これに近いのが、

なのめ(なり)・おぼろけ(なり)

です。要は「普通」で「ありふれている」感じなんですが、それは言葉をかえると「特別扱いをしない」ということ。つまり、「いい加減に」「ぞんざいに」という感じが若干入ってくるんです。

ところが、この2語、非常にやっかいです。

なのめならず・おぼろけならず

という否定形は、「普通」に対して「普通でない」なので「格別だ」ということになるんですが、それがのちのち、「なのみに」「おぼろけに」などと「ず」がとれた形で使われてしまい、結果として、

なのめ・おぼろけ

が「素晴らしい」「格別だ」という意味まで持ってしまうんですね。そうすると、

「ありふれている=否定的」「普通」「すばらしい=肯定的」

と、なんだか、なんでもいいよね、という感じにつながってしまいます。

ややこしい。

「格別だ」という意味になるのは、結構あとめなので、まずは、「並み」から整理しておきましょう。

その他

さがなし=性無し

で、性格がない、というか、性格が悪い感じ。意地悪とか、口うるさいとか。

むげなり=無下

で、下がないくらいひどい。明治大学で、漢字で書かせる問題が出たことがありますね。

その他は表で確認してください。

では。