国語の真似び(まねび) 受験と授業の国語の学習方法 

中学受験から大学受験までを対象として国語の学習方法を説明します。現代文、古文、漢文、そして小論文や作文、漢字まで楽しく学習しましょう!

2018-01-01から1年間の記事一覧

古文助動詞の意味を細かく理解する2 過去・完了の助動詞と忘れがちな用法

古文の文法の説明は、すでにおおよその概説が終わってこれから、入試の実践に向けた細かい用法や紛らわしい語の識別に少しずつ入っていきます。今日は、細かい意味説明の2回目です。

「舞姫」豊太郎の「恨み」に迫る5 エリスとの交際、免官、母の死…怒涛の展開に、隠れている真相!

「舞姫」は前回に、ようやくヒロイン、エリスが登場しました。今回は、そのエリスとの交際が始まり、免官、母の死…と、ジェットコースターさながら、怒涛の展開となっていきますが、そこに隠された謎に迫ります。

「こころ」夏目漱石 近代とは何か明治の精神に迫る5 Kによって決断する先生

「こころ」を取り扱った5回目は、先生の決断について考えます。Kの言葉によって、先生はどのような行動をしていくのでしょうか?

漢文の学習方法8 句法の2周目 「否定形」と「反語・詠嘆形」を中心に。

久しぶりの漢文句法です。ここまで、基本的な句法で1周してきました。ここで2周目。やや応用的なまちがいやすいところを確認していきます。

「舞姫」豊太郎の「恨み」に迫る4 美しい少女エリスの誘惑

舞姫は今日からいよいよヒロイン「エリス」が登場し、物語が盛り上がりを見せることになっていきます。

「こころ」夏目漱石 近代とは何か?明治の精神に迫る4 先生の「こころ」を読み解く。「精神的に向上心のないものは馬鹿だ」

ようやく「こころ」も教科書にとりあげられやすいところに入ってきました。いよいよ今日からKが死を選ぶまでの流れを読み解いていきましょう。

「舞姫」豊太郎の「恨み」に迫る3 豊太郎「まことの我」に目覚める~弱くふびんなる心 教科書定番教材シリーズ

「舞姫」の3回目です。今日は、豊太郎が自我に目覚め、そして、「弱くふびんなる心」に気が付くところに迫っていきます。

「こころ」夏目漱石 近代とは何か?明治の精神に迫る3 先生が遺書を書く意図 教科書定番教材シリーズ

「こころ」は3回目に入ります。今日からようやく「先生の遺書」。今日が終わると、教科書でよく扱う範囲に突入します。

読むだけ現代文対策!その4「言語と私」「翻訳の不可能性」

大学受験の現代文対策シリーズは第4回です。言語と私の関係、特に翻訳の問題を考えます。

「舞姫」豊太郎の「恨み」に迫る2 やりすぎな設定~東大創立以来の天才豊太郎 教科書定番教材シリーズ

「舞姫」は、2回目になりました。いよいよ物語を読んでいきます。今日は、「舞姫」の設定を考えます。

「こころ」夏目漱石 近代とは何か?明治の精神に迫る2 先生の曇りと若かった私 教科書定番教材シリーズ

「こころ」の第二回です。まだ教科書がよく扱う前の部分から、「私」と先生の関係をおさえておきたいと思います。

「舞姫」豊太郎の「恨み」と「憎しみ」に迫る1 豊太郎はなぜ日記を書くのか? 教科書定番教材シリーズ

教科書定番教材シリーズは、森鴎外『舞姫』に突入したいと思います。漱石の「こころ」と同時に鴎外の「舞姫」をすすめて、ふたつの違いから近代という時代を考えましょう。

「こころ」夏目漱石 近代とは何か?明治の精神に迫る1 先生の遺書としての物語 教科書定番教材シリーズ

教科書定番教材シリーズの「こころ」です。夏目漱石の名作を、学校で扱うところを中心に膨らませて、「明治の精神」に迫ります。学校よりは深い解説を目指します。

読むだけで、現代文(国語)の学習!その3「言語と私(自己)」そして「翻訳」へ。

読むだけで現代文の学習をするシリーズの3回目。今日は、言語について考えます。言語と私の関係、そして、翻訳の不可能性の話です。

古典文学史 歴史物語と説話の説明。平安時代の文学史

古典文学史はそろそろ中世に入っていきたいところですが、平安時代のラストにここまで説明が不足している歴史物語と説話を補っておきます。

近代短歌への道 北原白秋「春の鳥な鳴きそ鳴きそあかあかと外の面の草に日の入る夕べ」を考える。

近代短歌シリーズ、「連作として近代短歌をとらえる」ということですすめてきました。今日は、北原白秋の「春の鳥な鳴きそ鳴きそあかあかと外の面の草に日の入る夕べ」です。これでいったん短歌は終了の予定です。

敬語で文章読解!敬語の訳出を練習しよう!敬語の訳の作り方 敬語3 古典文法

敬語のシリーズは、3回目です。ここまで、敬語の仕組みを説明してきました。今日は、実際に敬語をどう訳すか、ということについて考えてみます。

古文単語は意味分類の表を作って!古文単語の覚え方 単語7「病気と死」を表す単語

古文単語の7回目は病気と死に関わる単語です。恋愛とともに、病気や死というのは物語のシチュエーションでとても多くあるものですよね。

読むだけで、現代文(国語)の成績をあげよう!その2「私と身体」

現代文の発想と考え方を学ぶシリーズは、自己の理解から始まります。今日は、「自己の身体」について学びます。

近代短歌への道 斎藤茂吉「死に給ふ母」(『赤光』)を連作で読む。

近代短歌シリーズは斎藤茂吉に入ります。「赤光」の中でも「死に給ふ母」が有名です。これはさすがに連作ということはわかることが多いと思います。それでははじめましょう。

共通テスト試行調査「国語」問題の分析!どう変わる?何が違う?

共通テストの試行調査が昨年に続いて行われました。さっそく、どんなことが起こっているのかを分析してみたいと思います。

わかりやすい古典敬語 丁寧語は「気分」の敬語~誰も教えてくれない会話文中の敬語のルール 敬語2 古典文法

古典文法の敬語は「身分」の敬語と「気分」の敬語で説明しています。今日は「気分」の敬語、会話文中の敬語、丁寧語を解説します。

漢字の部首の話。部首の名前と見分け方。「中学受験・高校受験・漢検のための部首」

漢字の覚え方については、あとは実践例をあげるだけになっていますが、その前に一度、「受験」的な部首の見分け方の話をしておきたいと思います。

古文単語は意味分類の表を作って!古文単語の覚え方 単語6「不快な気持ち(不足・不満)」を表す単語2

古文単語シリーズ6回目。今日は「不快な気持ち」の2回目です。不快=いやだ、っていうのは、いろいろな言葉があるんだなって思います。

センター試験(共通テスト)国語 小説の解き方・学習方法。小説で得点を落とさないために。

センター試験までのカウントダウンが始まっています。 今日はセンター試験国語の中でも小説について、どのように取り組むべきかを考えてみたいと思います。

わかりやすい古典敬語 文章読解に役立つ!地の文の敬語「身分」(尊敬・謙譲)と会話文中の敬語「気分」(丁寧)の違い 敬語1 古文文法

古典文法は、助動詞まで一通り終わり、これから敬語にうつっていきます。敬語は文章読解にも直結する「おいしい」分野です。思ったより、簡単でわかりやすいので、みなさんが勘違いして混乱するところを教え直したいと思います。

読むだけで、現代文(国語)の成績をあげよう!その1「私(自己)とアイデンティティ」

現代文(国語)の成績をあげるためには、ある一定程度の知識をもっていなければいけません。だから、「ひたすら読む」ことによって、それをつけるということが大事なんですが、お手軽にやるとするなら…ということで、第一回は「私(自己)とアイデンティティ…

国語コラム「国語の試験に知識は要りますか?」「模擬講義→試験」の対策は?現代文の入試に向かう考え方

生徒からの質問が同じようなところで、ふたつあったので、質問に答えるようなシリーズも展開しようと思います。今日の質問は、「現代文の入試問題を解くのに、基礎知識は必要ですか?」という質問です。同じような質問というのは「推薦で模擬講義を受けて試…

国語の記述問題に強くなる!型を覚える!自分のコトバで書く!論説・評論記述問題の書き方。

受験も徐々に本番が近づいてきました。今日は、記述問題のパターン分析をしてみたいと思います。中学受験から大学受験まで共通の書き方のパターンを理解しましょう!

古文の読解のコツ4 基本「を・に・ど・ば」で、主客を判別する!会話文の見つけ方。

古文読解シリーズは4回目。今まであえて、問題そのものや歌などに向かってきましたが、ここで、基本中の基本に戻りましょう。有名な「を・に・ど・ば」で主客を決める方法を説明します。