新型コロナの影響で先の見えない休校期間に入っています。今日は、「五色百人一首」の紹介です。
前回が「漢字を覚えちゃえ!」でした。
で、今回は百人一首です。
勉強は「遊び」が一番!
勉強はなんといっても、楽しいものです。
そういう風に言われると、納得できない人がたくさんいます。でも、本来、「学び」とは、世界を広げること。
人間は、自分の知っている言葉の範囲で生きています。
知らないものは想像できないから、想像できるものは知っている言葉の数、知識の量。つまり、人間は、想像力のあるところまで行くことができるし、世界の大きさは言葉の数で決まっています。
東日本大震災のような災害が起きても、学んでいない人は何もできません。けれど、何かを身につけたあなたは、必ず何かをすることができる。
それが「学び」です。
だから、生きているすべてが学びではあるんです。でも、どう学ぶか、どう生きるかは人によって違います。
東日本大震災とか、もしかしたら、こういう学校が始まらない日々も長く続けばこういうことによっても、日常の価値、学べる価値に気付くかもしれません。
ただ、逆の見方をすれば、普段どれだけ、私たちが「学び」を、自分を大きくする、成長させるということから乖離させているか。
本来、学びは楽しくなくちゃいけないし、その中で成長しなくちゃいけない。
ひたすら、苦行のように勉強するんじゃなくて、むしろ、楽しくなくちゃいけない。
だから、本を読むにしても、百人一首を覚えるにしても、楽しくあってほしいなあ、と思います。
みんなが知っているマンガを読んだり、みんなが踊るダンスを覚えたり、みんながいいという歌を歌えるようにするように、名作も、百人一首も楽しくあってほしいものだと思います。
百人一首を覚える意味
すこし勉強の方に行きましょう。百人一首をなぜ覚えた方がいいのか、というのは、この歌を覚えることによって、言葉や、単語や、文法や、常識やそんなものが自然と頭の中に入ってくるからです。
百人一首を覚えただけで、平安時代の言葉と世界が、その人の中に芽生えます。意味まで入れば、その世界や情景や常識も入ります。
私は古典を勉強するにあたり、唱歌を覚えることをおすすめしています。
「仰げば尊し」「夏は来ぬ」「浜辺の歌」「ふるさと」…。こんな歌が歌えて、意味がわかれば、古文の理解の第一歩です。
それをもう少し、世界観を平安時代にするなら、やっぱり百人一首なんですね。
なので、それを覚えるんじゃなくて、ゲームとして、遊びとして取り組めるなんて、いいことだと思いません?
百人一首で遊ぶなら「五色百人一首」
というわけで、遊ぶなら「五色百人一首」です。
要は20枚ずつ、読み札も取り札も5セットに分かれていて、100枚の対戦でなく、20枚の対戦ができるんですね。
勝敗も早くついて、何試合もできるし、1対1の源平を基本にできるし、自陣の10枚ぐらいなら、自然と「覚えちゃえ!」となるし、それを続けて繰り返すこともできるし、記憶の原理からするといいことづくしです。裏返すと、上の句があるので、おぼえやすい。
ぜひ、これ、買うといいですよ。学校でもやってたりするはず。
ただ、買うのは、こっち。
これが各学校でやっているやつです。
こっちのやつは、学校で流行っているのと色分けが違うので学校に合わせるならだめです。何がいけないわけでもないんですけど、ただ、学校のと違うってことです。
この機会に、ご自宅で百人一首大会なんてどうですか?やれるのは3人。読む人と取る人二人。
1試合は5分で終わります。あっという間。
おすすめです。