国語の真似び(まねび) 受験と授業の国語の学習方法 

中学受験から大学受験までを対象として国語の学習方法を説明します。現代文、古文、漢文、そして小論文や作文、漢字まで楽しく学習しましょう!

2018-01-01から1年間の記事一覧

古文の疑問文の作り方って知ってます?係り結びのとっても大事なこと 動詞の活用 古文文法

今日の古典文法は、「疑問文」という切り口です。言われてみると、この見出しで説明受けたことがないですよね?見出しはたいてい「係り結び」になっていたはずです。 でも、私は疑問文として理解してほしいと思います。

夏休み直前!簡単に書ける作文・感想文 「三分間作文を使った感想文の書き方 4+1のステップ」

いよいよ夏休みがやってきました。夏休みになると、やってくるのが宿題。国語と言えば、読書感想文ですね。これで苦しむ生徒達が多いわけで、なんとかしてあげたいというのが、今回の企画です。国語の先生としても、感想文のおかげで読書が嫌いになったりさ…

山月記3 李徴はなぜ虎になるのか?「妻子をかえりみない李徴」 教科書定番教材シリーズ

山月記の解説シリーズ第3回目となりました。 1回目では、李徴が虎になる理由を本文から拾いました。 今日は、李徴が虎になる3つの理由の二つ目「家族を省みない」「人間性の欠如」について、考えます。

山月記2 李徴はなぜ虎になったか「尊大な羞恥心と臆病な自尊心」 教科書定番教材シリーズ

山月記の2回目です。私からの課題は「李徴はなぜ虎になったと思うか」です。 正確にいうと「李徴が考えた虎になった理由をあなたは認めますか?」ということですね。まずは「臆病な自尊心と尊大な羞恥心」です。 前回のものはこちら。www.kokugo-manebi.toky…

【保存版】知ったら漢字が得意になる!!部首の意味でイメージ化「部首の意味リスト(一覧)と解説」体の一部・動物・家の中 漢字の学習方法5

漢字シリーズの第五回、そして、部首説明の2回目です。部首の意味を覚えてしまおう、ということです。というわけで、部首の意味の一覧を作っています。今日は体や動物を覚えます。

山月記1 李徴はなぜ虎になるのか? 教科書定番教材シリーズ

「走れメロス」に続いて定番教材シリーズは、「山月記」中島敦です。 だいたい、高校2年生に配当されております。 この作品をもう一度読み直してみたい、授業を展開してみたい、というシリーズです。

どうして漢文が苦手なの?苦手な理由を考えて漢文を得点源に!漢文の学習方法1

さて、大学受験バージョンばかりが先に進んでしまいますが、漢文も第一回だけは書いておきたいと思います。 実は、漢文というのは、センター試験の中でも、もっとも満点がとれる科目=分野なんですが、生徒と接していると、一方ですごく毛嫌いしているものも…

超簡単!古文の品詞分解のやり方と方法。「動詞の活用」「助動詞の接続」「助動詞の意味」を忘れなくなる! 使える助動詞の理解5 古典文法

ようやく、とりあえず品詞分解ができるところまで説明が終わりました。先に進みたいのですが、何ができるか、ということをここまでで示しつつ、復習してみたいと思います。

国語の入試で「答えを選ぶ」ために 選択肢と本文の照合はダメ!! 「わかること」と「設問に答えること」つまり、「傍線部や答えの根拠と選択肢を照合すること」

さて、いろいろな観点から国語の学習についてすすめているこのページですが、どうしても「受験」をみすえて国語の問題にどう向かっていくかというニーズもきっとあるだろうと思って、とりあえず、少しは書いておかないとな、と思っています。 今日は、国語の…

古文の未来形を理解して、助動詞の意味を簡単に整理! 使える助動詞の理解4 古典文法

古典文法助動詞説明は、今日で「意味」の説明が最後になります。 今日は時制の中でも未来形を、一気に整理して理解します。

音の記号で整理して一気に覚える 形声文字を理解して漢字を得意に。 漢字の学習方法4

今日は「形声文字」を使って、漢字を効果的に学習したいと思います。 漢字の学習方法は残すところ 部首の説明の残り(部首の意味一覧を作っています) 形声文字の説明=音記号で整理すること IMRシートを使った具体的な練習方法 というあたりになりました…

古文助動詞がぐっと楽になる!意味のたった3つの「箱」に整理して訳せる! 使える助動詞の理解3 古典文法

いよいよ、古典文法、助動詞の理解のクライマックスがやってまいりました。 今日は古典助動詞の「意味」、職能や文法的意味と呼ばれていますが、要は「訳す」「現代語訳にする」ということに入ります。

古文助動詞はまず「接続」を覚えて1/3クリア! 使える助動詞の理解2 古典文法

今日は助動詞の接続の分類を説明します。比較的みなさんも覚えているかもしれませんが、イメージ化のテクニックを使ってまずはここから説明します。助動詞ごとに覚えるのではないんですね。

古文助動詞は「接続」「意味」「活用」の3つの箱に入れて覚えよう!使える助動詞の理解1 古典文法

いよいよ助動詞に入ってきました。とりあえず、助動詞をすすめていくにあたって、大事なことは次のふたつ。 「使う」形で頭の中に入れておくこと。助動詞を使うのは、本文のわからないところを品詞分解して、わかるようにするため。したがって、品詞分解をど…

【保存版】知ったら、漢字が得意になる!!部首の意味でイメージ化!「部首の意味リスト(一覧)と解説:基本編・武器編」 漢字の学習方法3

漢字の学習方法の3回目です。 記憶の方法に照らし合わせると、イメージ化が大事。意味を持っているのは部首なので、部首の意味がわかればイメージ化できる。 だから、部首の意味を説明しよう、部首の意味の一覧を作っておこうというのが、今回の企画。

「よい(よし)」「ない(なし)」で形容詞の活用を確認! 古典文法 形容詞

動詞の活用が終わりまして、形容詞です。 意外とみなさん忘れるんですよね。現代語をイメージして忘れにくいやり方に変えませんか?

本文を読む前に読解をしてますか? 古文読解の方法1

さて、古典の読解と文法の関係を説明し、今は文法を説明しはじめております。基本的には、 読解は文章を読むことで、読解力をつける 文法は模試で得点をとるためにつめていく というのが私の立場です。 ですから、今日の話を読んで練習すると、文章は読める…

「信頼に応えるってそんなに奇跡?」 走れ!「走れメロス」4最終回~定番教材を楽しく

「走れメロス」の読解・解説もいよいよ最終回です。メロスが走ってきた先に、走れメロスを読んできた先に、はたして何が待っているのか?では、最終回。

活用は覚えちゃダメ!覚えるのは例外の動詞 古文動詞の活用2 古典文法 

動詞の活用の2回目です。前回は、「現代語と古語の違い」という話をしましたが、今日から実際の動詞の活用を考えてみることにしましょう。

ほとんどの古語動詞って現代語と形が違うって知ってます? 古文の動詞1 古典文法 

さて、それでは、本格的に文法を説明していきましょう。 第一回目は動詞についてです。 これがわからないと品詞分解の一歩目でつまずいてしまいますから、まずは動詞の活用の理解が必要ですね。

古文の品詞分解の仕方って知ってます?覚えるんじゃなくて。 古典文法~読解と得点のために 

古典の第二回目からしばらくは、古文文法の説明をしていきます。 そのために今日は「品詞分解の仕方」。品詞分解されたものを暗記しても仕方ないんですよ。自力でできますか?そのためにはどうやるか説明できますか?

メロスってそもそもなんで走ってるんだっけ? 走れ!「走れメロス」3~教科書定番教材を楽しく

「走れメロス」の解説をしてきたシリーズもいよいよ終盤です。どうもメロスのうさんくささがわかってきつつ、それでも走り出しているメロス。今日はメロスがなぜ走っているかを考えます。

自分勝手なメロス「そもそもその時間で間に合うの?」 走れ!「走れメロス」2~教科書定番教材を楽しく

このシリーズの2回目です。国語教科書に載っている定番教材の解説です。生徒のみなさんが試験勉強に使うのもあり、若い先生が指導案作りの参考にするのもあり、そして、大人になったみなさんがもう一度読み直すのもありです。太宰の「走れメロス」をきちん…

部首の意味を知ると漢字の間違いが減る!?~イメージ化へ 漢字の学習方法2 

前回は、イメージ化の話から、漢字をイメージ化して覚える実践練習をしてきました。 今回は、部首学習の問題点を考えて、漢字を楽に覚えるための部首学習を考えてみたいと思います。

漢字そのものをストーリーにして楽々覚えよう!「イメージ化」の話 漢字の学習方法1 

学習方法のブログが、ようやく記憶の仕組みをある程度説明できまして、イメージ化ということをポイントとしてあげました。 なので、今回は、漢字をイメージ化して覚えやすくしよう、という話。

残虐?な王の事情を考える 走れ!「走れメロス」~教科書定番教材を楽しく

今日は太宰治「走れメロス」の解説です。「走れメロス」をちゃんと読んだら、何がわかるか?太宰はこの作品にどんな仕掛けをしたのか? 今日は、まず「残虐な王」にスポットをあてて、王の立場にたって、王を正当化しようと思います。

「言いたいこと=例=言いたいこと・別の話」の法則 評論・論説の読解 主張のつかみ方、要約の仕方 本文をマークする方法

今日は、現代文、中学入試・高校入試では単純に国語、ということになりますが、評論・論説文の読み方、構造のとらえ方について、説明します。

文法で得点を。読んで、読解を。 古文の学習に入る前に 「古典学習の方針。得点をあげるために。」

これから、高校生以上を対象に、古典(古文)の学習についても書いていきたいと思います。これは、少しずつ進めて、文法の解説や単語の理解、読解の練習まで、最終的には、古文学習がきちんと自分でできるところまで、書いていくつもりです。

小説・物語の読解 実践編 「空中ブランコ乗りのキキ」

前回の物語の話を実際にやってみたいと思います。 扱うのは、中学校1年の教科書に載っていた別役実さんの「空中ブランコ乗りのキキ」です。著作権の関係などがありますから、本文は載せることができませんので、概要でご容赦ください。この話をどのように授…

小説を学ぶ・小説を入試で出題する意義 「物語を読む」ってどういうこと?

最初のうちなので、すごくざっくりとしたところから進めて行こうと思っています。この間は評論・論説文についてざっくりと書いたので、今日は小説・物語のお話。あくまでも、ここでは、小説や物語そのものの価値や意味ではなくて、国語教育としてのお話。だ…